ぺこぱ的思考
この間までお正月だったのに、今気が付いたら、1月ももう終わりじゃないですかっ! 歳をとるごとに一年経つのが早くなりますよねー。子供は毎日が発見や初体験が多いですが、大人になると経験則でも物事をとらえますからね、時間の感覚が違うんですよ。これは「ジャネーの法則」って言うんですよ。知ってました?
そういえば 子供の頃って、15分の休み時間でも 校庭出て遊んでましたよねー。アラフィフの今は「教室から校庭へ出て15分で何ができる?」ですもん。毎日フレッシュな生活を送りたいものですね。
改めまして、サン・ビジョン 長野エリア事務部の名村 です。
わたくし、お笑いが好きなんですけど、去年のM-1は久しぶりに、本当に面白かったですね-。(まだまだ年末・お正月気分が抜けてないですね・・)
ミルクボーイの「コーンフレーク」も神がかってましたし、かまいたちの優勝への意気込みも感じて、改めてお笑いってすごいなと感じたのですが、その中でも「ぺこぱ」が私の中では強烈な印象でした。 最初は「聞いたこともないイマイチな名前だし、何だこりゃ?大丈夫か?」なんて目で見てたのですが、だんだん引き込まれて、最後は笑いを超えて「感動と尊敬」でしたね。
漫才見ながら「このネタ何で自分の中でヒットしてるんだろう」って考えてみたんですけど、普通の「なんでやねん」「それちゃうわ」ってツッコミではなく「否定しない・ポジティブに受け入れてみる。」っていうスカシツッコミみたいな感じだったんですね。なぜだか「逆転の発想だな。仕事や子育てにもこういう考え方にするといいのかも」なんて思ったりしました。
私も気が付けばアラフィフ。法人職員の中では高齢グループで、職員管理する立場になっているのですが、どうしてもミスをすると「何でミスした?どう改善したらミスしなくなる?」といったネガティブから正常へもっていく管理が主体になりがちですからね。 これからは、「ミスをした?ミスは誰にでもある。他の業務はきっちりやってくれてるし、次のやり方を見つけるいい機会をくれた。ありがとう」なんて返しにしてみようかな・・・なんて。
たまに思うのですが、職員を育てるのも、子供を育てるのも、やはり人を育てるという意味では同じなのかなって。人ってやっぱり褒められたいですよね。褒められた方が「次も頑張るぞー」ってなりますよね。いくらしかっても「次は頑張るぞー」とはなかなか思わないですよね。
うちの子も、まぁ、それはそれはゲームが大好きで、ほっておくと何時間もやり続けるのですが、ご飯の時間になっても、お風呂の時間になってもピコピコピコピコ。「もうやめなさい」「そんなのばっかりやってても生きてけないよ」なんて叱っても、本人に聞こえていないのか、ピコピコピコピコ。取り上げて泣きながら無理やり止めさせてたのですが、
最近は言い方を少し変えてみたんですよ。さんざんゲームやった後でもいつかは止めますからね、その時に「すごいじゃん。自分で切り替えできるじゃん」って誉めてみるんですよ。心の中では相当怒り心頭ですよ。でもぐっとこらえて誉める。ゲームをしていない全然関係ない時にも誉める「そういえば最近は、自分でゲーム時間決めて止めれるようになってきたよね(実はそうでもないけど)どうしたの?なんか成長してるねー」って、とにかく「できていない」ではなく「できるようになってきた」とポジティブに誉める。そしたら少しづつ効果が出てきましたよ。自分から「DSはね、休みの日しかやらないんだ」って言ってきました。「休みの日だけにしなさい」なんて一言も言ってないですよ。何がすごいって、自分でルールを決めて考えたことですね。ある時は「〇時までゲームして、宿題と自主勉しよっ」って勝手に宣言するようにもなりました。まぁ、まだ完全には守れないときもありますけど、自分で「パタン」とゲームを終わらせるようになりました。
よくテレビで「誉めて育てるのが大切」なんて言ってるのを聞くたびに「甘いこと言ってるなぁ、叱らないと理解しないよ」って思っていたのですが、考え方は変わりました。もちろん誉めてばっかりもダメだけど、ネガティブなところをつつくよりも、ポジティブなところをつつく方が絶対にいいですね。 多分ですけど、叱ることを中心に育てると「言われてから動く人」になりそうな気がします。逆に、褒めるのを中心に育てると「自分で考えて動く人」になりそうな気がします。
ゲームの話で思い出したのですが、ネットを見ていて面白いゲームの辞めさせ方が書いてありました。「ゲームを義務化」するんですって。逆転の発想ですね。ゲームを好きなだけやらせる代わりに、レベルクリアをノルマ化したり、達成状況の報告を義務化すると、
人ってゲームが楽しいものからつまらないものに変わってしまうんですって、確かに業務になったらゲームに対してネガティブなイメージが自然とついちゃうのでしょうね。
で、結論。「 人を育てるならポジティブ多めに、叱りも少々。管理者の仕事は、業務を義務化させるのではなく、業務に楽しみを見つけさせるのが仕事。」
言うのは簡単ですけどね、「ペコパ的思考」で今年は実践してみようかと思います。