ケアの質を高めるために ~会議がもたらすモノとは~
介護の質を高める為に日々様々な「会議」が行われています。いくつか紹介します。
掲載した写真は「入所部門リーダー会議」の様子になります。これは2ヵ月に1度、入所部門(特別養護老人ホーム、介護老人保健施設、特定施設)のリーダーの代表者が集まり、会議を行います。今年度は「業務改善」「ファン作り」「リーダー育成」の3つのチームに分かれて1年間取り組みを行っています。介護の質を高めるための業務の改善、接遇やマナーの向上に繋げるためのファン作り活動、そして人材育成、会議の場以外でもお互いに連絡を取り合いながら、また試行錯誤しながら・・・
「事業所での会議」も毎月開催しています。私のいるグレイスフル塩尻では毎月「施設長、介護長、リーダー、看護職員、施設ケアマネ、生活相談員、栄養士、リハビリ職員」が一堂に集まり、稼働状況、施設目標に対する取り組み状況の確認、職員教育、各種情報の共有等を行っています。人数も多いので、議論というよりも認識の共有と統一が主ではあります。集まる職種も多いので、取り扱う議題も幅広いです。
「介護職員による会議」といったことも開催しています。私のいる特別養護老人ホーム(ユニット型)ですと、1つの階(フロア)に20名のご利用者様が入所されており、およそ8名の介護職員が業務をしています。会議の場では、利用者様のケアについての確認や検討、業務の見直し、各委員会の情報共有等を行っています。月に1回行っていますが、それ以外にも日々困っていることや検討が必要なことがあれば「その場で」話し合いを行っています。月1回の会議を待っていたら、問題の解決が遅れたり、悪化してしまうこともあります。タイムリーに解決していくことも介護の現場の魅力のひとつではないでしょうか。
「専門職種の会議」では、エリア内の同職種が集まっての会議も開催されています。生活相談員、看護職員、施設ケアマネ、リハビリ職員、事務員、栄養士といった職種が集まっての会議になります。より専門性の高い会議となっています。
「委員会」では、事故予防委員会、身体的拘束適正化委員会、虐待防止委員会、褥瘡対策委員会、感染対策委員会、衛生委員会といったものがあり、法律で求められている委員会もありますし、それ以外には当事業所ですと、防災委員会や給食委員会、レク委員会、QC委員会、稼働に関する会議、ケアに関する会議といったものもあります。
上記に記載した以外にも、大小さまざまな会議があります。どれもこれも、利用者様の生活をより良くするもの、ケアの質を改善・向上させていくこと、施設運営に関わるもの、職員の業務を改善していくもの、職員がより働きやすくなるもの、全てが良くなっていく為に繋がっていくことです。こういった会議がなければ、改善、向上、発展には至らないと思います。
以上、特別養護老人ホームグレイスフル塩尻の斉藤より、とても簡単ではありますが、会議についての話をお送りしました。