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介護のミライ

皆様、こんにちは。
そろそろ、アイツがやってくるんじゃないか、そう期待されていた方もいらっしゃったんではないでしょうか。大変お待たせいたしました。もうすでに皆様おなじみのフレーズ、“見た目は強面!心は乙女!”のグレイスフル下諏訪特養の大兼政です。

今回もしばしお付き合いください。

介護のICT 化、なんて最近よく耳にしますよね。今から20年前の介護現場では、“ケアは人の手で行うことが当然”という概念が非常に強く、ロボットなんてもってのほか!と考える方も多くいらっしゃいました。

以前は、持ち上げる、抱えるなんてのは日常茶飯事でしたから、多くの方が腰痛や身体の負担があり、でも利用者様のために頑張らないと・・・と精神論で乗り越えてきていたわけです。また、記録に関してもすべて業務が終わってからメモから転記して残す、といった方法がとられていました。ですので、いつまでたっても帰れない、そんな風土がありました。

現在はどうでしょう!
ノーリフティングケアによって、持ち上げる、抱えるといった動作はほぼといってよいほど無くなりました。床走行式リフト、スタンディングマシン、リショーネPlus、寝台浴槽などロボットの機能が発展し、人の手は加わりますが、利用者様・職員への負担は大きく削減されたと思います。

記録に関してもそうです。私も入職当時は、毎日、記録を手書きで数十人分やっていたものです。集中力も限界があるので、記録した後に“別の利用者様の記録だったぁ(* ̄□ ̄*;”といった悲惨なことも起こってました。当時はもっと楽にならないかなぁと漠然と思っていましたが、今はどうでしょう!iPhoneやiPadを使いその場で入力、数秒で記録が出来上がります。さらには音声でも記録が作成される時代になりました。

昔は空想の中だったことが、確実に現実になってきているんです。ひょっとしたら近い将来、音声から記録が発展して、視覚を通じて記録が作成されるなんてこともあり得るかもしれませんね。

ただ、ロボットを扱うのは人ですから、適切なアセスメントや正しい使い方をしないと重大な事故やトラブルの原因になります。いくら便利になったといえども、ケアのすべてがロボ十で行えるわけではないですし、都合の良さだけを追い求めてしまうと誰のための機能か、何のための機能かが見えなくなってしまいます。介護のICT化とは “人の手とロボットの共存”と言えるでしょうか。

介護業界は将来性がある、と依然お話ししたと思います。同じくロボット業界も将来性が高いです。その二つの業界が手を組んで、介護のICT化を進めているのですから、本当に未来は明るいと思っています。なんかワクワクしますね!

さて、最近の我が家ですが、大きなトピックはありません・・・。強いて言うなら、鬼滅ブームがなくならないことでしょうか。単行本はもちろんのこと、ブルーレイ、フィギュア、カードなどあらゆるものが集まっています。うちの家族なんて、また行ってきたの?というくらい、映画館に足を運んでいました。

まあ、ブームを一番引き延ばしているのは私なのですけどね・・・。それではまた!

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