ケアマネジャーに、おれはなる!!!!
今年もケアマネジャー試験日の足音がジワリジワリと聞こえてきましたね。
正式には「介護支援専門員実務研修受講試験」といって、合格すればケアマネジャーの資格を得るための研修を受講できるものになります。
今回はそんなケアマネジャーを目指す方、またケアマネジャーという仕事に興味のある方へ「ケアマネジャーとはどんな仕事なのか?」を僭越ながらジョイフル岐阜駅・ケアマネジャーの西村が御伝えしてまいります。
自身の事を振り返りますと試験に合格したのは11年ほど前で、資格取得後は居宅介護支援事業所で勤務し、その後は地域包括支援センターの主任ケアマネジャーとして、そして現在は介護付有料老人ホーム・ジョイフル岐阜駅の施設ケアマネジャーとして勤務しております。
ケアマネジャーとして資格を用いた仕事先は居宅介護支援事業所、地域包括支援センター、入居介護施設の3か所に分けられ、その3か所を経験した自分がずばり「ケアマネジャーとは?」に御答えすると・・・「よく分からない(^_^;)」
こう言ってしまうと各方面から批判が殺到してしまうので、まずは教科書的な事を。
先ほどの3か所で仕事内容はかなり違いますが、ケアマネジャーとして求められる役割はいずれも①要介護認定に関する業務②給付管理に関する業務③ケアマネジメント業務を行う事にあります。
① 要介護認定に関する業務は申請の代行や認定調査の受託をしていきます。
② 給付管理というのは介護サービスを提供した事業者が介護給付費を請求していくことに関連した業務になります。
細かく説明するとキリがないので、詳しくはまた別の機会に。
この2つはマニュアル通り行えば、手際の良さと正確性以外あまり個人差がないと感じます。
しかし③ケアマネジメントは違います。
利用者一人一人にインテーク(面接)→アセスメント(課題分析)→ケアプラン作成→サービス担当者会議→モニタリング(サービス進行中の評価)のプロセスを繰り返し行っていきます。
ケアマネジメントの原則として自立支援、生活の質の向上、利用者主体が挙げられますが、この捉え方がケアマネジャーの知識や経験などによって違うため、支援の内容も十人十色。
逆に「ケアマネジャーとは?」を利用者様へ聞いてみると、「なんでも相談できる人」「頼りになる人」と言う方もあれば「なんか書類にサインとかハンコをもらいに来る人」なんて言われる方もいます。
中には「偉い人」「責任者」と言われる方も( ̄▽ ̄;)
ケアマネジャーという職種が2000年から創設され、22年が経過しました。
私自身が資格取得した時も先輩方からは実務研修の内容が昔と全然違うと言われていたのに、今年の実務研修を受講していた方のカリキュラムを見せてもらうと、その内容のボリュームには驚かされました。
現在では人材育成や地域づくり、障害福祉サービスとの連携なども求められ、ケアマネジャーという仕事はまだまだ発展途上にあると言えます。
また自分次第で利用者様から映る色が変えられ、今後も資格の価値が無限大に高まっていく可能性を秘めていることがケアマネジャーの魅力ではないかと思います。
と、ここまで長々とお話しましたが私自身の中での「ケアマネジャーとは?」という明確な答えには辿りつけていません。
ケアプランの作成がAIに取って代わる日が来るとも言われており、そうなればケアマネジャーがケアプランを作る人、といえる時代は終わっていくのでしょう。
これからも時代と共に求められる役割が変化していくこの介護支援専門員という資格と向き合っていきながら、最高の介護支援とは何かを日々追求していきます。
最後に受験者の皆様へ
世はまさに超高齢社会!
「ケアマネ王に、おれはなる!!!!」
くらい強い気持ちで10月9日の試験に挑んでください!
一緒に新時代を作っていきましょう(^^)/