【大型デイ太古の湯】膝の再生医療について

皆様こんにちは。
サンサンリゾート太古の湯、機能訓練指導員の田嶋です。(写真モデルは溝口さんです)
先日利用者様から「膝が痛くて先生から膝の手術をした方がいいと言われたんだけど怖くて…」というお話がありました。
よくよく聞くと、おそらく幹細胞治療の話かなと思いました。
利用者様にもしっかりとした情報をお伝えしたいと思い、今日は幹細胞治療について調べてみました!
まずは膝の再生医療の種類についてお伝えします。
- 幹細胞治療
幹細胞とは、私たちの身体の中にある細胞の中でも、皮膚や骨、軟骨、血管など多様な種類の細胞に変化できる特殊な細胞です。
治療では、お腹や太ももなどから脂肪細胞を採取し、そこから抽出した幹細胞を自身の体の中から抽出して培養し、再び膝に注入することで、損傷した組織の修復が期待できます。
- PRP療法
患者さんの血液から多血小板血漿(PRP)という血小板を多く含む液体成分を取り出し、それを膝の患部に注射する治療法です。
患者さんの血液を30mlほど採血し、血小板が豊富に含まれるPRPだけを抽出し、膝関節内に注射します。
- 自家培養軟骨移植術
患者さんから採取した健康な軟骨を体外で培養し、欠損部に移植します。
ここからは幹細胞治療についてお伝えします。
幹細胞治療は、体への負担が少なく日帰りで受けられる治療法です。
幹細胞を抽出する際も注射器のような器具を使用し、大きな出血が伴うこともありません。
培養した薬液が完成するまでにかかる時間は、6週間程度です。
膝に局所麻酔を行い、培養した幹細胞を膝関節内に注入します。施術にかかる時間は5分程度です。
幹細胞治療をすることで、膝の軟骨を厚くする可能性があるそうです。
治療のメリットとして、
・副作用が少ない
・膝の手術が受けられない方の選択肢の1つになる
・人工物を入れずに自身の膝で生活できる
が挙げられるそうです。
一般的なメスを入れる手術は、体の負担が大きく、術後にリハビリも必要です。
そのため、高齢者や他の病気がある方にはリスクが高いですが、幹細胞治療はリスクが少ない治療となっています。
ですが、幹細胞治療にもデメリットはあり、
・治療の効果に個人差がある
・費用が高額になりやすい
・治療のリスクがゼロとは言えない
が挙げられるそうです。
膝の症状が進行している場合や、治療前にすでに膝の症状が深刻な場合には、注入した幹細胞が十分に機能しない場合があるようで、1回では効果が出ないこともあるようです。
治療のお話をしましたが、治療をして終わりではありません。
体重が増えると膝関節の負担が増えてしまうため、体重の管理も必要です。
また、膝周囲の筋肉をつけることも大事です。
週2回の筋トレで、再生医療の効果を高めると言われているそうです。
結局、運動は大事なんです!
太古の湯では、膝周囲の筋肉をつける運動として
エアロバイク
サーキットトレーニング
があります。
幹細胞治療を考えてみえる方もそうでない方も太古の湯で運動をしましょう!!
何かお体で気になることがあればリハビリ職員に声をかけて下さいね(^-^)
見学、お試しも随時承っております!