日々感謝!
はじめまして、ジョイフル守山保育園の福田です。
初めての投稿ですので保育園について簡単ですが紹介したいと思います。
ジョイフル守山保育園は名古屋市の北東部守山区志段味地区にある定員90名の認可保育園です。
名古屋市内とはいえ自然に恵まれ、お天気が良ければ0歳児から5歳児全員の子どもたちは毎日お散歩に出かけます。
その甲斐あって年長組の後半になると片道3キロ(子どものペースで40分位)もへっちゃらで歩けるくらい体力が付きます。
早速ですが、保育園生活であった最近のちょっといい話を紹介したいと思います。
保育園の近くの公園には通称「どんぐりもり」と呼んでいるどんぐりの木がたくさんある雑木林があります。
先日あるクラスの子どもたちが散歩から帰ってくると、どんぐりや落ち葉,枝をたくさん持って帰ってきました。
子どもたちが拾ったもので何か作りたいと言っていたので、早速、担任保育士は制作の準備に取り掛かりました。
子どもらしい個性豊かな作品が出来上がったので担任が私のところに見せに来てくれた時、私は何気に「どんぐりの処理はしたの?」(今までも何度かどんぐりを使った制作をしていた時に行っていた処理なので)と聞くと担任は「はっ!」として
「制作することばかり考えて忘れてました…」
どんぐりは使う前に煮たり凍らせる処理をしておかないと虫が出てくるのです。
それから担任は「子どもたちがせっかく上手に作った作品なのにどうしよう。」剥がしてもう一度やり直すわけにもいかず、どうするのかな…と見守っていると、後日担任保育士からこのような報告がありました。
担任保育士は子どもたちに
「先生ね、どんぐりを使うときには虫が出てこないようにする大事なことをやるのを忘れちゃったんだ。みんながせっかく上手に作ってくれたのに持って帰れないの。ごめんなさい。」と謝ったそうです。
しばらくすると一人の子が
「作ったのを持って一人ずつ写真撮ればいいじゃん!」
と言ってくれて
「そうすれば持って帰らなくてもお母さんにも見せられるよ」
と子どもたちの意見が出てきたのです。
この子どもたちの言葉で担任保育士は本当に救われたと言っていました。
きっと子どもたちは困っている担任を見て、大好きな先生を何とかしてあげたいと考えたのでしょう。
子どもたちの発想にも感心しましたが失敗したことを包み隠さず素直に子どもたちに話した担任保育士も偉いなぁ凄いなぁと思いました。
きっと子どもたちは先生(大人)だって失敗することもあるんだと担任保育士の事をより身近に感じてくれたのではないか思います。
そして失敗はありましたがそのクラスの担任と子どもたちの暖かい関係性を垣間見たちょっといいエピソードを紹介しました。
日々子どもたちの成長を感じながら私たち保育士も一緒に成長していく毎日に感謝です。