最後の瞬間 From katu
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皆様、いかがお過ごしでしょうか。
2019年が始まり、5月「平成」から「令和」に元号も変わりました。
時間というは、当たり前ですが正確に普遍的に過ぎていきますね。
皆さんは、時間が少しでも止まらないかと考えた事はありますか。
私は真剣に考えた事がないので、想像もつきません。
では違う視点で、時間が止まるというと「死」という状態も当てはまるので
しょうか。
心臓が止まる。 呼吸が止まる。
突然ですが、人間の呼吸が止まる瞬間を見た事がありますか。
少しずつ呼吸する間隔が広くなって、最後に深呼吸の様に大きく息を吸って
吐いたら、呼吸をしなくなる。まだ心臓は少し動いているようで体が動いて
いるように見え、徐々に唇辺りの色が濃い紫色に変わっていく。
20年程前、私が初めてターミナルケアで対応させて頂いた利用者様の様子でした。
とても緊張して様子観察していた事をよく覚えています。
それ以降、色々な方の終末期ケアの対応をさせて頂きましたが、「死」という
節目は、やはり悲しく、寂しいという思いに駆られます。
先日、NHKのプロフェッショナルで「納棺師(おくりびと)」の方が出演
されていました。
その方が「死にかかわるからこそ、生きることを考える」と言っていたのですが、
私もそう思います。
生きているという奇跡 色々な別れ 命のつながり 感謝の想い
自分自身にも確実に訪れる出来事を含めた「人生」を考えさせられるのが
福祉の仕事であり、他の業種では、あまり経験できない事ではないか思い
ますし、そのような経験から人間的成長をさせて頂けるのも福祉の仕事の
魅力の1つではないかと思います。
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今後も、機会がありましたら、「福祉の仕事の魅力」について、個人的な
見解にはなりますが、ご紹介させて頂ければと思います。
閲覧頂き、ありがとうございました。 JF布袋 林 克幸