私がIターンを決めた理由
私がIターンを決めた理由
こんにちは、れいちゃんを心の友にしている長野エリア 鈴木責任者からご紹介いただきました。
グレイスフル木曽 施設長の北田です。
私が今木曽に住んでいる理由をお話したいなあと思います。
どうでもいいことかもしれないですが、少しお付き合いいただければと思います。
Iターンを決めたのは今から26年前のことです。
結婚して神奈川県川崎市に住んでいましたが、二人目の子どもを授かった時に
自然豊かな田舎で子育てをしたいと考えていました。
ある日多摩川の河川敷を家族三人で散歩している時に長女が多摩川を見て「川がきれいだね」と言った言葉に
私達はショックを受けて、この川がきれいだなんて・・・。
子どもが生まれてからは特に都会で暮らしているとスーパーに並んでいる野菜がどうやってできるのか。
春に咲く花や夏に咲く花はどんな花があるのか。秋や冬においしい食べ物は何か。
など、季節を感じて生活することがないなぁと感じていたからです。
自然の中で、季節を感じながら生活することは、都会で子育てをするより
たくさんの大事なことを子ども達に教えてあげることができると考えたのです。
Iターン先に、林業を選択した関係で縁があって木曽に住むことになりましたが
長野県に友達もいなければ親戚もいない頼れる人は誰もいなかったけれど
ご近所の人たちは皆さん心が温かい人で、気軽に声をかけて下さったことを
今でも覚えています。
移住した1年目は、野菜作りに挑戦しました。
土作りから間引きの仕方など、色々な方達に教えていただいて
多くの野菜を子ども達と一緒に作ることができました。
夏はジャガイモ、大根、とうもろこし、枝豆、トマト、キュウリ、インゲンなど
冬は野沢菜、かぶ、大根など漬物にする野菜を中心に作りました。
今では家庭菜園を始めて25年目になりますが、美味しい野菜を作るためには土作りや気候など
様々な条件が変わると野菜も美味しくできません。今でもご近所の方に教えてもらいながら
野菜を作っています。
あとこんなこともありました。木曽へ来て初めて雪が降った時のことです。嬉しくて、雪かきをしたり、わいわい騒ぎながら外で雪遊びをしていたら
誰も外で遊んでいないことがありました。後から聞いたら雪が降って寒い日に雪遊びをしている人などいないと言われてしまいました。
木曽の人は寒い日には外遊びをしないし、雪が降っても傘をさしたりしないことを始めて知りました。
毎日が初めての経験で、楽しい日々を送っていた子ども達も現在は、自分の道に進んでいます。田舎暮らしをした経験は人生できっと役立つと思います。都会に出て田舎の不便さを改めて知り、本当に大事なこと、大切なものが分かる人になって欲しいなあと思っています。
私も介護の仕事をするようになり、早いもので19年になります。
木曽で田舎暮らしを選んだことやサン・ビジョンに入職したことは私の人生を変えました。
普通の主婦であった私が施設長になるなんてとてもびっくりです。主婦であっても誰であっても
やる気があればキャりアを積んで目指すところまで行くことができます。
Iターンの皆様、私と一緒に介護の仕事をしてみませんか。
田舎暮らしの楽しみ方も教えますよ。
次は、グレイスフル上松 桑原施設長にバトンタッチします。
よろしく!