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2021年 チーム多床の決意

今回はグレイスフル塩尻 多床室・デイサービス・小規模・住宅型有料を担当している施設長の北田です。
皆様今年も宜しくお願いいたします。
早いものでグレイスフル木曽からグレイスフル塩尻へ異動して1年経とうとしています。
写真は施設のエントランスを撮ったものですが、最近施設内の植物も増えてご家族や利用者様を気持ちよくお迎えする環境ができています。

今回は私の管轄事業所の一つである塩尻多床室のことについてお話したいと思います。塩尻多床室は50人の利用者様が二人部屋で生活している特養です。20年前に私も老健の多床室で勤務した経験があるので懐かしい気持ちになりました。今年度多床室では新たな仲間を4名迎えてスタートしました。新人の中には専門的な知識を学んでから入職した職員や介護の知識や技術はこれから勉強します。といった職員もいました。

新人職員にまず職場の感想を聞くと必ず「先輩職員のようにあんなに早く仕事ができるか心配です」と第一声はだいたいこのようなことを言います。私はその心配ごとの返答にいつもこう返します。仕事の1日の流れは先輩職員から教えてもらって毎日繰り返し行うことで半年もすれば先輩と同じように形だけはできるようなること。でも1日1日をどう過ごすかの心掛けによって1年も経つとものすごくケアや対応に差が出てくることを伝えています。例えば、利用者様のケアをしていると「危なかった~」と感じることもたくさんあります。そんな時こそ疑問に思う事が大切です。「どうして今危なかったのかな?」「どうすれば良かったのかな」と考えること。利用者様の様子がいつもと違う場合、「何がいつもと違うのか?」それを観察し、確認すること。疑問に思うことは介護を勉強してきたからとかしていないからできないなど関係はありません。いかにその人のことを気にかけているかです。疑問に思った時は、一人で考えないで他職種や先輩職員、リーダーに伝えることです。考えてやっている人はその意味が10ヶ月もすると分かってくるのです。入社したばかりで何もできなくても「今の私にできること」は何かと考え、今できることを最大限やることができる人は魅力的に感じます。。さて、2021年度 多床室の事業計画には「目配り、気配りのできる職員」を育成する目標を上げています。介護長、リーダーの目指す人材育成をしていきます。介護職である前に「人として大切なこと」を一から考え、学ぶ機会を作り、人の気持ちになって考える力を養うこと。自分だったらこうして欲しいと思うことを利用者様のケアにいかすこと。利用者様が言葉にしなくても気持ちを考えたケアができる人を育成します。
このような凄いことを介護長やリーダーが考えていたなんてとてもうれしくなりました。
そして中堅職員と2年目職員を中心に一人一人が一つ上のスキルアップを目指し、チームで考えるケアを実践していきます。今後の多床室のケアをみていて下さいね。利用者様の余暇活動も個々に合わせたケアを行っていきます。法人のホームページで度々ご紹介させていただきますので楽しみにしていてください。
コロナ禍の終息はまだ見えていませんが、きっと少しずつ明るい光が見えるはずです。みんなで希望を持っていきましょう。多床室の利用者様には生活に楽しみをもっていただくように感染対策を立てながら暮らしを支え、利用者様のやりたいこと。できることを大切にしながら同じ時間を共有したいと思います。
チーム多床は2021年度「わくわく」することを一つ一つ取り組みます。
最後までお付き合いいただきありがとうございました。

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