1. HOME
  2. ブログ
  3. だから介護の仕事は素敵です③ ~我が子からの言葉に涙する~

だから介護の仕事は素敵です③ ~我が子からの言葉に涙する~

 みなさん、こんにちは。
 今日もこのブログを見に来て下さり、ありがとうございます。

 普段は家庭であまり仕事の話をしない私ですが、プライベートで家族で過ごしている時にご高齢の方と接する機会があると、職業柄つい仕事目線で捉えてしまう時があります。今でこそ私の子ども達は、私が老人福祉施設で働いているということを理解していますが、どの時点でそれを理解したのでしょうか。今、もしかしたら学校で友達と「自分の親の仕事」について話題に挙がることがあるかもしれないですが、そんな時に子ども達は、私の仕事をどのように説明しているのかなと、ふと頭をよぎることがあります。

 今から遡ること約4年前、たまたま私の仕事の話題が家庭内で持ち上がる機会がありました。「パパはどんなお仕事をしているのか知ってる?」と子ども達に問い掛けたら、当時保育園の年長だった息子がこう答えました。「パパはお年寄りを守る仕事をしている」「困った人を助けている」と。

 子どもたちは保育園に通っていた時に、その保育園の近くにある老人保健施設に慰問に行ったことがあります。そこで介護が必要な利用者様のお姿を見ています。また、そこで働いているスタッフの姿も見てきたのだと思います。息子の目には、「施設で働く人たちが、病気で体が弱くなってしまったお年寄りを助けている」という形に映ったのでしょう。そして、「助ける」ということは「守る」ということであるという認識になったのだと思います。そして後に何かの機会で、多分私の妻から「パパもそういう施設でお仕事をしているんだよ」と聞かされ、本人なりに私の仕事を理解したのだと思います。

「パパはお年寄りを守る仕事をしている」「パパは困っている人を助けている」息子がそういった捉え方をしてくれていたということが嬉しくて胸がいっぱいになり、思わず涙腺が緩んでしまいました。同時に、息子がそういった視点で自分の仕事を見てくれているということに励まされ、より一層頑張っていこう、子ども達に胸を張って自分の仕事を語っていこうという思いが溢れてきました。

 「お年寄りを守る仕事」「困っている人を助ける仕事」これらの表現は決して間違っていないと思います。我々が仕事の中で日々行っている、介護サービスをご利用になる利用者様に安全かつ快適にお過ごしいただけるよう援助すること、利用者様やご家族の気持ちに寄り添って援助すること、これらは「お年寄りを守る」ということと、「困っている人を助ける」ということに繋がっていくと思います。実際に仕事をしている中で、そういった実感を得られる場面があることも事実です。そしてそういった仕事に携わっているということを、私は誇りを持って子ども達に伝えられると思っています。そう。家族や自分の子ども達に誇れる仕事、これも介護という仕事の素敵さを感じるところであると思います。

 この度はお読みいただき誠にありがとうございました。
 また見にいらして下さいね。

                                    介護老人福祉施設ジョイフル名駅
                                           施設長 原 浩輔

関連記事

最新記事