これも地域づくりの一つ!!
みなさんこんにちは。
長野県上伊那郡箕輪町にありますグレイスフル箕輪で施設長をしております、吉川と申します。先日、グレイスフル箕輪にて年に2回上半期と下半期に分け実施している運営連絡協議会を開催しました。この協議会は、区長さんや民生児童委員、第三者委員など地域の方や、行政、医療機関など関係機関の代表者をお呼びして、事業所運営に関する課題について協議したり、運営状況の報告を行い施設運営の透明性を確保する目的があります。
今回検討した議題の1つに、人材確保に関する課題があります。とりわけ人材確保の課題の中でも、「潜在的労働力の活用について」を主たるテーマとして取り上げました。潜在的労働力とは簡単に言うと「労働力になり得るが、現在就労していない方」のことで、主に主婦層やアルバイトをしていない学生、定年等で退職をしたが元気でまだ働くことのできる高齢者などがあげられます。昨今の働き方は多様化しており、1日フルに働くことができなくても、2時間だけ、とか週1日だけ働きたい。というニーズのある方もおり、企業で求める人材とマッチすれば柔軟な働き方ができる社会になってきています。実際にグレイスフル箕輪でも今年に入ってから週1日、3時間だけ、という職員や、他社との仕事を兼務しているダブルワークの方など、これまでにあまりなかったケースの職員を多く採用しています。
こういった地域に潜在している労働力を有効に活用することができれば、施設の人材不足解決だけではなく、地域の人材不足解決や、就労支援にもつながるのではないか。と考え、地域の方や関係機関の方たちとお互いの知恵を共有し合い、議論した次第です。
簡単に解決できる課題ではないですが、こうやって地域の方たちと一緒に地域づくりに携われるのも、福祉の魅力だなぁと改めて感じることができました。