風通しの良い施設を目指して
昨年度まではグレイスフル塩尻に3年間勤務していましたが、4月より木曽郡上松町にあるグレイスフル上松に異動となりました。グレイスフル上松は、11年前に施設の立上げから携わった施設なので思い入れがある施設です。
グレイスフル塩尻とグレイフル上松では、建物や地域の環境など全く違います。このような状況は、他事業所でも同様で各々地域に求められている施設が建てられています。
グレイスフル塩尻は複合施設で利用者様が必要とされるサービスが建物の中にありますが、グレイスフル上松は、特別養護老人ホームと短期入所生活介護が併設した介護サービスが提供できる施設です。
木曽地域は長野県でも高齢化が進んでいる地域で、長野エリアにある事業所の中でどこより最先端を行っているところです。これからの高齢者施設の在り方や介護職員の人材不足による外国人人材の採用など、地域に住む高齢者の皆様の生活を守るために日々様々なことにチャレンジしています。
まずその一つとして、8月にベトナムよりEPA介護士候補者2名の受け入れをしています。地元の方たちから介護職として勤めたいといった希望が年々少なくなっている現状です。そのためこれからは、外国人人材に頼らなければならない時代になってきました。
ベトナムの職員は利用者様や同僚に対して、言葉かけが柔らかく、優しく話し掛けてくれます。
当施設では初めての受け入れに職員全員がどのようにしたらよいのか試行錯誤して受け入れ準備を進めてきました。EPA職員が初めて施設に来た時には職員達が“ウエルカムボード”を作成し、歓迎ムードを作り盛り上げていました。私はそんな職員の気持ちがすごく心に響いて嬉しくなりました。きっとEPA職員にも心に響いたことと思います。
先日リーダー養成研修に参加している職員から取り組みについての相談がありました。今年度は2名の職員からこの研修で、法人のことをもっと知りたい、他事業所の職員はどんな人が勤務して、どんな風に業務に取り組んでいるのかなど知りたいことがたくさんあるようでした。そして自分たちが取り組む必要があることは何だろうと考えた時に「職員の関係性を向上し、利用者様が過ごしやすいフロアを目指そう!」ということに決まり、現在職員一人一人から意見を集めています。まずはできることから一歩前進する。これから施設がどんなふうに変わっていくのか。とてもわくわくしてきます。この取り組みを来年度QC発表会でお披露目できるよう上松職員一丸となって取り組んでいきます。
皆様次の投稿をお楽しみにしてください。