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コーヒーの取り組み

こんにちは。ブログをご覧いただきありがとうございます。

グレイスフル下諏訪 特別養護老人ホームで機能訓練指導員(理学療法士)の上妻(こうづま)と申します。

下諏訪特養では集団リハビリの一環で、各フロアで月に一回の頻度で珈琲教室(通称コーヒーレク)という活動を行っております。
自家焙煎のお店から新鮮なコーヒー豆を仕入れて、利用者様と一緒に豆をミルで挽いて、ハンドドリップで抽出しコーヒーを楽しむという内容となっています。

リハビリ面では豆を挽いてドリップする動作が体幹や腕の運動になります。
コーヒーの香りは脳からリラックスする時に出るα波が出ると言われ、
珈琲にまつわる思い出を回顧する際には脳の活性化が期待できます。
このようにコーヒーを淹れて楽しむ事は身体や精神面でとてもいい効果があると考えています。

昨今のインスタントコーヒーやコーヒーメーカーで淹れたコーヒーも美味しいですが、自分で淹れたコーヒーは格別です。

煎り立て挽きたてのコーヒーはフロア中にとても良い香りが広がり、珈琲が苦手な方でも「いい香りだね~」と皆様が笑顔になります。

淹れたコーヒーは15時のおやつの際に提供して、ケーキ屋さんで季節のスイーツと一緒に楽しんで頂いています。

コーヒーを始めたきっかけですが、自宅でコーヒーを淹れている時に、
仮に自分が施設に入った時に、「こんなサービスがあったら嬉しいな」という思いがありました。

施設に入ってしまうと美味しいコーヒーを飲みに行くことが出来なくなってしまいます。

また飲み込みが悪くなってもコーヒーを楽しむことが難しくなります。
そのような場合、とろみを付けることで楽しんで頂くことができるのではないか?と考えました。
試飲すると、とろみが舌に香りがとどまって「むしろ普通より美味しいのではないか?」と感じた程です。
利用者様にも「まさかこんなにおいしいコーヒーが飲めるとは思わなかった」と、とても喜んでいただけました。

『若い頃によく○○という喫茶店に行ってコーヒーを飲んでいたなぁ』
『自宅でよくコーヒーを淹れていたけど、今はもうできなくなってしまった』
『息子がよくコーヒーを淹れてくれていた。懐かしい』

たくさんのコーヒーにまつわる思い出を語ってくださいます。
初めて豆を挽くという方にも「いい体験ができた」と喜んで下さいます。

コーヒーを通して利用者様の身体面と精神面を活性化でき、笑顔を見る事ができて、とても良かったと思います。
今後もこの活動を続けていきたいと思っております。

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