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「ありがとう」について考える

こんにちは
立て続けての投稿になりますがグレイスフル辰野の北村です。

突然ですが皆さん「ありがとう」の反対の言葉は何かご存じでしょうか。

答えは「当たり前」だそうです。
「ありがとう」の語源は「有難し」からきていると言われています。つまり文字通り、有ることが難しいという意味でめったにないこと、貴重な出来事、極端に言うと奇跡という意味になります。

「有難し」から「ありがとう」という言葉に変化して、人はめったにないことや貴重な出来事に対して感謝の意味を込めて「ありがとう」と言うようになったようです。

なのでその反対の意味は、有ることが「当然」とか「当たり前」になるわけです。

僕の話になってしまいますが、少し前にコロナに罹ってしまい数日の間高熱でダウンしていました。
「動けない」「食事の準備もできない」「食べれない」と普段当たり前のようにできていたことが出来なくなるわけです。
そんな時に買い物などしてくれる奥さんの存在や仕事のフォローをしてくれた職場の方にとても感謝をしました。

今まで当たり前に出来ていたことや当たり前にいてくれる家族の存在が、出来なくなったり失たりすることで初めてその事の「有難さ」に気付くことが多いかと思います。

今は体調も戻ってきたので今まで通りの生活を送っているのですが、その今まで通りの生活が今度は「当たり前」になってくるとその「当たり前」の「有り難さ」や感謝の気持ちが薄れてしまっているなぁと感じています。

当たり前にできている、当然のようにしてくれていることに対して感謝の気持ちを忘れずに少しでも「ありがとう」という言葉を口にすることが大切ですね。

そして介護の現場で利用者様の視点になって考えた時に、利用者様は今まで当たり前のように出来ていたことが出来なくなってしまった方が大半ではないかと思います。僕らは仕事なので当たり前のように介護をしていますが、利用者様からするとその当たり前に感謝の気持ちを持って「ありがとう」と伝えて下さっているんですね。

出来ないことが多くなってしまった利用者様でも頑張って生活を送っていると考えると介護者は敬意を持って利用者様と接していかなければいけないと改めて思いました。

以上最後まで見ていただき「ありがとう」ございました。

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