介護長 × 相談員 対談

介護長 × 相談員 対談

仕事は自分の「おもしろい」を
見つければ楽しくなる

藤田 慎司

  • 役職/介護長
  • 所属/ジョイフル名駅
  • 入社/平成13年
  • 学歴/名古屋福祉法経専門学校
■学生へひとこと

もし、この仕事に「興味がある」とか「やってみたい」という気持ちがあるならまずやってみてほしいですね。入ってから「やりがい」「楽しみ」を知ってもらえたら良いと思います。この仕事に「おもしろい!」を一緒に見つけていきましょう。

■社会福祉法人サン・ビジョンのオススメポイント

規模が大きいから経験が積める!

■豊富な現場経験で仕事や利用者様の違いを学ぶ

入社のきっかけは専門学校時代の施設実習。ジョイフル江南に2回行ったのですが、施設や職員さんの雰囲気が良く、社会福祉法人サン・ビジョンで働きたいと思いました。最初は現場からスタートし、ユニット型施設の立ち上げ、特養、ショートステイ、グループホーム、デイサービスなど様々な施設を経験。僕は異動が多い方だと思います。
その分、たくさんの人との出会いがあり、人間関係を築くことができました。
それぞれの職場の違いや苦労、利用者様のニーズを深く知る事ができ、今その経験が活きていると思います。

■管理職という立場が自分を変えてくれた

今でこそ現場の職員を管理する介護長という立場でマネジメントしていますが、一般職の時は自分の世界を大切にする性格で、人への関心があまりなかったんです。でも、初めてユニットリーダーになった時、先輩から「藤田君、もっと人に対して興味を持って!」と指導されたんです。
それから、職員一人ひとりにしっかりと目を向けるように、自分から率先して関係を築くことを意識するようになりました。 職員が「社会福祉法人サン・ビジョンで働いてよかった」と思えるかどうかは、自分の働きかけ次第。
過保護にならず、見守るスタンスで、ポイントを絞って声掛けをしたり、褒めたりしています。
もちろん、時には厳しいこともきちんと伝えます。
工夫しているのはその伝え方。スタッフそれぞれに個性があるので、その人に合ったアプローチを心掛けています。

■職員が自分から考えて提案を持ってきてくれること

マネジメントを経験して、一番嬉しかったのは職員が自分で考えて、行動してくれるのを見る時です。
「実はこんなことを考えていて、やってみたいことがあるんです!」と提案をしてくれると、その子の想いを垣間見たような感じがしてグッときます。どんな仕事も、やらされ感があってはおもしろくない。
自分が楽しいと感じる気持ちを大事に、自発的な行動につなげていってほしいですね。
社会福祉法人サン・ビジョンは新しいことにどんどん取り組んでいる法人なので、僕自身も合わせて成長していきたいです。
チャンスがあれば違う仕事を任せてもらって、新しいことにも挑戦していきたいと思っています。

利用者様とご家族と職員を
深くつないでいきたい

芹澤 隼人

  • 役職/生活相談員
  • 入社/平成21年
  • 学歴/静岡県福祉大学社会福祉学部福祉心理学科
■学生へひとこと

福祉となると専門的だと思われますが、普通に生活することを考えることが仕事に繋がります。まずは仕事をしてみて好きなる仕事、やってみて好きなことを探していきましょう。

■社会福祉法人サン・ビジョンのオススメポイント

研修制度が充実している!

■介護職から相談員へ

入社のきっかけは大学での福祉業界説明会。社会福祉法人サン・ビジョンのブースで説明を聞き、実際に施設見学へ行ったら働いている職員さんの表情がイキイキしていて、すごくいいなと思いました。入社後はグレイスフル熱田で介護職を経て、半年でユニットリーダーを、任せてもらいました。いきなりのリーダー職で最初はプレッシャーでしたよ。入ったばかりの自分に務まるのか不安でいっぱいでしたが、5年間やりがいを持ってユニットリーダーを務める事ができました。そんな中、相談員も経験してみてはと打診をいただいたんです。僕は現場が好きだったので、離れ難い気持ちはありました。あと、当時僕が憧れていた介護長の下でずっと一緒に働きたかったんです。でもその介護長から 「きっと良い経験になるよ。芹澤くんやってみなよ!」と背中をおしてもらって。それで、相談員をやってみようと思ったんです。その時の介護長は今はエリアを統括するマネージャー。今でも憧れの大先輩です。

■研修での仲間とは今でも強くつながっている

社会福祉法人サン・ビジョンは規模が大きいので、施設の中だけではなく、法人全体でスキルアップ研修が行われます。なので、自分の施設以外の情報も10ヶ所・20ヶ所から得ることができるんです。その分、知識も豊富になります。研修は仲間とのつながりができる良い機会となるのですが、僕が一番印象に残ったのは3年ほど前に参加した海外研修。サンフランシスコに行ったのですが、それがすごく良くて。近隣エリアだけでなく長野エリアの職員とのつながりもでき、困ったことなどもいつでも共有できる関係になりました。その時の仲間とはいまだに絆が強いと思います。

■現場の気持ちをまず想像する

相談員は、現場にお客様のご要望や家族のご意向などを適切に伝えて、サービス内容に反映してもらうことも大事な仕事です。現場と相談員、それぞれの考え方があります。なのでまず、この要望を現場が聞いたらどう思うのかを想像するんです。自分の意見を押し通すのではなく、まずは相手の話を聞く姿勢をとっています。今後は、法人内のつなぎ役として、利用者様、ご家族、職員、みんなの垣根をなくしていけるような相談員になりたいです。説得力、意見の歪みは上の立場になれば大きくなると思うので、これからもステップアップしていきたいですね。

相談員と介護現場、
最高のコンビネーションを作る方法

<職種を超えて、一流の介護サービスを創る>

相談員と介護現場、最高のコンビネーションを作る方法

<職種を超えて、一流の介護サービスを創る>

相談員と介護長。ご家族の要望を聞き、それを現場に伝えるパイプ役の相談員。
現場と利用者様とそのご家族が繋がるには、相談員と介護現場職員の連携がなくてはならないもの。
中でも、藤田介護長と芹澤相談員のコンビネーションは、ジョイフル名駅の利用者様からも信頼が置かれています。
二人は職種を超えて、どんな連携をとってサービスをより良くしているのでしょうか。

《仕事は真剣に意見を交わし合う関係》

芹澤隼人(以下藤田さんがジョイフル名駅に来た時、私服もセンスがすごく良くて、クールでカッコイイなって思ったんですよ。休みの日に岩登りをしているのもカッコいいなって。でも仕事するとすごく熱い方で。真剣な話もできる一方で、冗談も交えて朗らかに話せる。そのギャップがいいですよね。

藤田慎司(以下(照笑)芹澤くんはニコニコしていて、爽やかだよね。最初に見た時と、話した時とイメージは変わらないかな。

ありがとうございます。照れますね(笑)

芹澤君は責任感がとにかく強くて、普通であれば手を抜いてしまいそうなところもきちんと取り組む。この姿勢には刺激を受けています。

そういえば、藤田さんはジョイフル名駅の住宅の利用者様の間にファンクラブがあると聞きました(笑)利用者様からもすごく人気で、頼りにされていますよね。

いやいや!芹澤くんこそ、「イケメンの相談員」がいるって、よく話題にあがってるよ(笑)芹澤くんは施設のアイドルみたいなものだよね。

それは言いすぎです(笑)

《話しかけやすい雰囲気を意図的に作っています(藤田)》

現場と相談員は別の仕事なので、それぞれ違う大変さがある。相談員の仕事も理解しないと、連携もとれないし、利用者様に良いサービスを提供できない。

僕は5年間、現場で介護をしていたので現場の気持ちも理解できます。だからこそ、“この要望を言うと現場の人は大変かもしれないな”とためらってしまうこともあるんです。

ああ、それはなんとなくわかるな。

でも、そこをきちんと伝えるのが相談員の仕事。だからといって、いきなり現場に「そういうことだからお願い」みたいには言いません。一度藤田さんに相談したほうが、現場に意図がうまく伝わります。例えば、ショートステイの利用者様向けの福祉用具レンタルの調整。ただ車いすが必要だからという要望を言うだけでは、現場は「こっちの都合もあるのに…」となりますよね。でも藤田さんは、利用者様の要望と、現場の現状を理解して調整してくれる。

ショートステイでの、福祉機具のレンタル数には限りがある。どう調整するか、優先順位を考えて計画を立てたんです。現場も利用者様に気持ちよく過ごしてもらいたいですからね。芹澤くんのように、事前に介護長に相談するのは正しい判断だと思う。

それは藤田さんが話しかけやすい雰囲気をもっているから、っていうのも大きいです。すごく相談しやすい。藤田さんは誰より忙しいはずなのに、手を止めて話をきちんと聞いてくれるので、安心して話かけられますよ。

話かけやすいですかね(笑)元々人見知りなので人と接するのはそんなに得意じゃないんだけど。ただ、忙しそうな姿を見せないように心がけてはいますね。忙しそうだと、みんなが気を使って相談や言いたいことが言えなくなるんじゃないかな。だから、話しかけられたら、身体を相手に向けて、ちゃんと話を聞くようにしていますよ。

僕は基本的に2名のユニットリーダーさんと関わりますが、立場が違うと、認識を合わせるのは大変です。

みんなそれぞれに思いを持っているもんね。

でも藤田さんは、個性の強いリーダーを10人もまとめて、指導までしているのがすごい。

そうかな。みんなとても素直だし、先回りしてやってくれるので僕のほうが助けられているよ。

《情報共有をいかにこまめに行うかがカギ(芹澤)》

芹澤くんはご家族の情報を、事前に細かく伝えてくれるから助かります。事前に要望や背景を知っておくと、現場でどう対応すべきか心づもりができるから、ゆとりをもってケアの計画が立てられる。

相談員は利用者様のご家族の情報が第一に入ってくるポジションですから。どういうケアが行われているのかを、ご家族の情報をよりよくお伝えするのが役目なんです。

ご家族の情報は、相談員に教えてもらわないと現場には入ってこないからね。

そうですよね。一度、利用者様のご家族が、施設ではどんなことをしているのか情報が少なくて不安になられたことがありました。ご家族はしっかりしたケアの内容を知りたかったのに、情報不足で不安にさせてしまったんです。

そういうこともあったね。

その時は藤田さんにご家族にケアのことを説明してもらいました。ちゃんとケアをしていただいているとわかって、ご家族も安心したみたいです。

現場はきちんと利用者様に寄り添ったケアを行っているけど、それを家族にお伝えするのはなかなかうまくいかないよね。これは現場の課題でもあるかな。

でも、相談員と現場が連携すると、利用者様の背景がよくわかって、サービスに反映できるという実感がある。芹澤くんがいつも頑張ってくれているお陰。ぼくは頭が上がらないです。これからもよろしく。

誰よりも忙しくて、大変な状況にもかかわらず、いつも話や相談を聞いてくださって助かっています。相談して、それをよりよく現場に伝えて動かしてくれる藤田さんが要です。こちらこそよろしくお願いします。

なんか照れ臭いね(笑)

本当ですね(笑)

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