ST(言語聴覚士)だからできるサポートを心掛けて
グレイスフル下諏訪の老人保健施設と大型DCセンターで兼務しているST(言語聴覚士)の野寺です。
老人保健施設では、高齢の方が多く認知症や嚥下障害の介入が多くなります。ST(言語聴覚士)として、誤嚥性肺炎のリスクを抑える事が重要ですが、最期まで少しでも美味しく食事を摂れるように多職種で連携して利用者さんをケアする事を意識しています。
大型DCセンターでは、専門性を生かした集団体操や口腔機能向上加算による個別リハビリ介入があります。コロナウイルスの感染対策により、マスクをしていて口の運動ができない事や大きな声を出せない等、動作の制限が多く、日々工夫をしながら効果的な介入が出来るように個別のリハビリや集団リハビリを実施しています。又、感染予防の影響で家族や地域とのコミュニケーション機会の減少や活動量の低下がみられる方が多くみられていました。DCの利用以外でも何か自宅でできる活動が提供できないか考え、自宅でできる嚥下練習や発声練習などの冊子を定期的に作製して提供しています。「自宅で毎日やっているよ」「他にもできる体操を教えてほしい」「次はいつできるの?」など多くの反響があり、資料作成の励みになっています。