「施設長って何してるの?」
皆さんこんにちは。
特別養護老人ホーム グレイスフル下諏訪で施設長をしております吉川です。
介護施設には多くの職員が働いていて、様々な職種があることを皆さんはご存じでしょうか?介護職をはじめ、ケアマネージャー、看護職、栄養士、リハビリ職員、事務員など。細かくあげればもっとたくさんの職種がありますが、それぞれが専門性の高い業務をこなしてひとつの事業所を成り立たせています。
その中のひとつに私が担っている「施設長(管理者)」があります。
皆さんの中には「施設長って何をやってるんだろう。」と思ったことがある方も多いのではないでしょうか?私も以前はそう思っていた一人です。
ですので今回は介護施設における施設長の役割について紹介したいと思います。
施設長(管理者)はその名のとおり管理をすることが大きな役目です。
介護保険上では「事業所の従業者及び業務の管理を、一元的に行い、従業者に規定を遵守させるために必要な指揮命令を行うもの」と定義されており、従業者の管理、業務の管理、規定の管理をすることがこの一文からも読み取れます。
従業者の管理とは、職員が働きやすく、安全に健康的に勤務できるようマネジメントすること。
業務の管理とは、提供するサービスの質を高め、利用者様に喜んでいただけるようマネジメントすること。
規定の管理とは、法律や施設のマニュアルなど、遵守すべきルールがしっかりと守られるようマネジメントすること。
私は自身の役割をこのように解釈しており、日々職員や利用者様の様子から「介護保険法に従って運営できているかな?」「労働基準法に従って勤務させられているかな?」「利用者様には満足していただいているかな?」など確認しながら、何か修正しなければならないことが発生した際には根拠を持って説明したり是正したり、ということを行っています。
もっと具体的な業務を挙げるとキリがないのですが、役割としてはこのような感じです。
事業所が間違った方向に行かないように、みんなが同じ方向を向いて進めるように先頭を歩く旗振り役とでも表現できるでしょうか。
以上が介護施設における施設長の役割です。
(少しはイメージしていただけたでしょうか?)
少し長くなってしまいますが、最後に最近施設に新しく導入した機器について紹介したいと思います。
グレイスフル下諏訪の特養では、「ピュアット」というウルトラファインバブル(目に見えないほどの小さな泡)を発生させる入浴機器を導入し始めました。(冒頭の写真がその機器です)
この機器で発生させる小さな泡は、汚れに直接作用して汚れを浮かせて落としてくれるので、ボディーソープを使った擦り洗いが不要になります。
つまり、皮膚にかかる負担が大幅に軽減される(=利用者様にメリット)、洗身介助にかかる負担が軽減される(=職員にもメリット)など、利用者様にとっても職員にとっても嬉しいものです。
一定期間のお試し利用を経ての導入ですが、今後しっかり効果を検証して有効に活用できるよう管理していきたいと思います。
(機会があれば効果の報告をしたいと思います。)