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【ジョイフル岐阜駅】「おくすり管理」

 

今月のブログ担当は、看護長の國枝です。ジョイフル岐阜駅には介護付有料老人ホームと特別養護老人ホームの2つの事業所に医務室があり、12名の看護職員が勤務しています。私の所属は介護付有料老人ホームですが、特別養護老人ホームの看護職員とも協力しながら、日々利用者様の看護ケアを行っています。

今年は9月に入っても暑い日が長く続きましたね。最近はようやく涼しさを感じるようになりましたが、皆様は短くなってしまった貴重な「秋」を満喫出来ていますでしょうか?暑さが苦手なわたしは、いつ秋がやって来るのかと夏から待ち遠しい気持ちでした。秋になるとおいしいものを食べたり、衣替えで服を選んだりと楽しみが増えましたが、利用者様の健康管理を日々の業務としている看護職員としては嬉しいことばかりではなく、季節の変わり目ということもあり体調を崩しやすい時期でもあります。

今回、看護部門からは体調管理に目を向けて、お薬についてお話させて頂きます。このブログを読んで下さっている皆様は、毎日服用するお薬はお持ちですか?年齢を重ねると、継続して治療が必要な病気を患ったり、加齢に伴って出てくる症状にお薬を処方されることが多くなります。
厚生労働省の調査によると、2つ以上の慢性疾患を持つ高齢者の内服薬数は平均5.8剤、そしてその約3割が6剤以上の内服薬の処方を受けているというデータがあります。ひとむかし前は、医師もどんどん薬を処方していくような時代もありましたが、今は「ポリファーマシー:多剤併用」が問題視される時代に変わってきています。
薬剤の種類が多くなることで(特に6剤以上)薬剤関連の副作用出現の頻度が高くなると言われています。ポリファーマシーは、複数の医療機関を受診する方に多い傾向があります。
多くの薬が処方されると、その一つ一つについて効能や飲み方を十分に理解することってとても難しいことですよね?そして、毎日決まった時間にお薬を飲むことって、簡単なようですがきちんと続けることはとても大変なことです。そんなお薬の管理ですが、ジョイフル岐阜駅ではどのようにしているか紹介していきます。

こちらは医務室にある薬ケースの写真です。ジョイフル岐阜駅では、契約している薬局があり、所属する薬剤師さんと一緒に訪問診療を受けます。その際に、医師-看護師-薬剤師と協力し状態変化に合わせて、要不要の協議をしながら薬剤調整を行います。
診療を受けると1か月分の処方が出ますが、利用者様は約200名みえるので、1週間分でもすごい量になります!このように施設内の薬を管理する上で、重要なサポーターが薬局なのです。

左はフロアにセットされたお薬です。個人ごと、タイミングごとに分類しています。ジョイフル岐阜駅では、薬に関する事故やミスが起きないように、全職員でお薬管理に対して取り組みをしています。その一つがマニュアルの策定です。マニュアルに沿った行動を順守することでミスを防ぎます。また、全職種に向けた勉強会を通して薬の怖さなども学んでいます。

これからも日々責任をもってお薬管理をしながら、健康管理を担う看護職員として、利用者様の生活を支援するお手伝いをしていきます。

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