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成長する介護市場【介護の仕事の種類は?】

少子高齢化にともなって、日本の介護業界の市場は
拡大し続けています。

今回は、介護業界の市場拡大や、介護職の種類と内容についてまとめました。

①介護業界は成長市場

介護業界の市場規模を示す「介護保険の総費用(厚生労働省より)」を
見ると、介護保険制度が始まった2000年度の3.6兆円から年々増加し、
2015年には10兆円を超えて、当初の約3倍までまで増加しています。

今後も日本の高齢化が続くことは明らかで、2025年度には、
約21兆円にまで増加する試算がなされています。

介護に就職・転職を考えている人に朗報ですし、
人手不足もあいまって、優良な事業所に就職できるのは
今がチャンスといっても過言ではありません。

②介護職の種類

介護職は、入居介護施設(老人ホームなど)、デイサービス、
ホームヘルパー、介護支援専門員(ケアマネージャー)の
大きく4つに分類されます。

介護職のどの仕事かによって、求められる資格や、
サービス利用者の状態や利用者の家族の意向などといった
様々な違いが出てきます。

以下に、介護職の4種の仕事(形態)を簡単にまとめました。

【入居介護施設(老人ホームなど)】
入居介護施設は、24時間体制で介護が行われます。

施設の分類として、自治体や社会福祉法人が運営する特別養護老人ホーム、
民間企業(有限会社・株式会社)が運営する介護付き老人ホーム
などがあります。

特別養護老人ホームでは、寝たきりの高齢者が多いので、
業務としては食事介助や排せつ介助等の身体介護が中心です。

身体介護を行うためには介護資格が必要ですが、
無資格の場合でも「介護助手」という立場で
就業することができます。

【デイサービス】
自宅で生活する利用者が日中のみ通い、食事や入浴、
機能訓練を行う施設がデイサービスです。

日中のみの業務のため基本的に夜勤はありませんが、
利用者を自宅までの送り迎えが必要です。

日中勤務が基本なので、子供のいる女性も
働きやすい環境であることがメリットです。

ただし、お泊りデイサービスといった夜勤が必要な
施設も存在しています。

【ホームヘルパー】
ホームヘルパーとは訪問介護のことで、利用者の
自宅で介護を行います。食事や入浴だけでなく、
洗濯、買い物(車の運転)、掃除、調理など、
幅広い介助を行います。

利用者が家族と同居している場合、
家族の家事は行う必要はなく、利用者のみに
ついて家事の代行をします。
(家族の家事は業務に含まれない)

ホームヘルパーとして働くためには、
利用者の身体に触れるため介護資格が
必須となります。

【介護支援専門員】
一般的にはケアマネージャーと呼ばれる仕事です。

利用者のケアプランを作成したり(利用者に行う介護
サービスを決める)、利用者や家族、医者の了承を得て
ケアプランを状況に合わせて変更する仕事です。

また実際に作成したケアプラン通りに介護が実施されいるか
チェックしたり、自治体となのやりとりをすることも
業務の範囲内です。

ケアマネージャーは直接介護は行わず、連絡や計算といった
デスクワークが中心です。
基本的に夜勤はなく、勤務時間の自由度は比較的高い介護職です。

ケアマネージャーになるためには、介護支援専門資格の
取得が必須で、この資格は介護関係の資格の中でも
難関と言われています。
しかし、介護の仕事を続けていく上で持っておくと
キャリアアップに非常に有利な資格のため、
取得を目指す人は多いです。

③まとめ

今回は、介護職の種類や内容を中心にご紹介しました。

介護職への就職・転職を考えているひとはぜひ、
参考にしてみてください。

自分にあった介護職の仕事の形態を決めてから、
勢いのある介護業界でキャリアアップしていきましょう。

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