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安心、安全であるために

近年、高齢者・障害者の施設において、不審者の侵入事件が発生しています。
このような事態に備える為、日本防災通信協会 愛知県支部長様より施設の防犯対策について講義を頂きました。
その講義はまさに具体的かつ実践的で、不審者が現れた際の施設内での合図を予め決めておくこと・その際の連携方法、警察への緊急通報装置発動タイミング、防犯グッズの使い方等々、私たちの想像を超えてまさに驚きの内容でした。

“さすまた”は相手を抑え込むものだと思っていましたが、その使い方は逆に不審者にとって有利な体制を与えてしまう事があるので、威嚇をする用途で使用するとのことです。
また、身近に防犯グッズがなくても、施設内にある備品、イス、カバンなどが威嚇や護身道具になり替わるなど具体的な対処方法も教えて頂きました。

最も重要なのは、凶器を持つ相手に対して、“捕まえる“と考えるのではなく、戦意喪失させる、警察が駆け付けるまでの利用者様や職員が負傷しないよう時間稼ぎをする事だということです。

もちろん、施設開設から今までこのような事件は起きておりませんが、今回学んだ事を生かし、油断せず、安心・安全な施設運営に努めていきたいと思います。

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