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【ジョイフル名駅】韓国グローバル福祉経営学会の視察の受け入れを行いました!

日本福祉大学大学院の国際的な研究活動で交流がある「韓国グローバル福祉経営学会」の視察団が、日本の福祉施設の視察のために来日され、社会福祉法人サン・ビジョン ジョイフル名駅を見学されました。

社会福祉法人サン・ビジョンの概要、ジョイフル名駅のサービス概要のほか、認知症ケアの実践、介護人材育成・定着の取り組みについてご紹介をさせて頂きました。

認知症ケアの実践について
・習慣・お好みシートの活用
施設ケアマネジャーや、介護職の受け持ち担当者が中心となり、各利用者様の習慣・好みの情報収集を行う。全職種で各利用者様の習慣・お好みを共有し合い、利用者様を主体としたサービス提供に活かせるようにしている。

・写真や思い出の品などを飾るメモリアルボードの活用
利用者様の思い出の写真や、お好きな写真をお部屋に貼り出す。メモリアルボードを活用することにより、懐かしさや楽しさが蘇り、利用者様の笑顔や活気につながっている。職員は、利用者様の人生背景を知ることで、利用者様の尊厳を大切にしたサービス提供につなげている。
・利用者様のつぶやきシートを活用
生活の中で利用者様がつぶやかれた言葉を聞き逃すことのないように拾い上げ(つぶやきシート)、受け止め(つぶやき対応会議)、その要望に答えることにより、信頼関係の更なる構築につなげている。

介護人材育成・定着の取り組みについて
・キャリアパス制度(人材育成制度)
介護職員・相談員などについては、キャリアパス制度を採用し、キャリアアップの道筋や基準・条件を明確にした人材育成制度を導入している。職員が目的をもって意欲的に介護に従事できるよう、チャレンジシートや、スーパースターシート・能力評価表を整備し、達成度合いに合わせた教育・指導を実施している。
・資格取得支援(研修センターの設置)
法人内に研修センターがあり、介護職員初任者研修、介護職員実務者研修の取得で介護の基本を学ぶことができる。研修及び講座について、全日数の半分を勤務扱いで参加が可能。介護福祉士、介護支援専門員などの資格取得に関する勉強会のほか、資格取得に対する受講・受験に対する費用補助もある。

・福祉QC活動・事業計画に基づく研究発表会
複数名によるサークルが、一つの課題を選定し、業務改善に取り組む。業務改善のサイクルでもある、P(Plan、計画)、D(Do、実施)、C(Check、確認)、A(Action、処置)の流れに沿った手法を使うので、サービス改善と標準化(マニュアル化)に直接結びつけることができる。サービス提供者が問題を掘り下げることで、当事者意識が高まり、利用者満足を高めるための創意工夫への積極的な取り組みができる。

・介護機器活用(ケアカルテ・ハナスト・眠りSCAN・安心カメラ)
ケアカルテ、ハナスト、眠りスキャン、見守りカメラの活用による利用者様の安心できる環境作り、職員の業務負担軽減につなげている。
・ノーリフティングポリシー
利用者様へのサービス向上・職員の労働環境の改善に取り組んでいる。

社会福祉法人サン・ビジョンの取り組みが、国境を越えて情報提供できたことはとても誇りに感じました。これからも、少子高齢社会に対応し、時代に先駆けた質の高いサービス提供が行えるように、頑張っていきます!

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