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「感謝」と「笑顔」

仕事をする中で大事にしていることはありますか?
 私自身、十数年働いていますが、多くのことを経験してきました。嬉しいこと、楽しいこと、悲しかったこと、辛いこと、悔しいこと、今となっては全てのことが糧となっています。
 東京オリンピックが終わり、数日が経ちました。期間中は、私も様々な競技をテレビ越しに観戦していました。メダルを獲得した選手、獲得できなかった選手、力を発揮できた選手、悔いが残った選手、引退した選手、次を目指し歩み出した選手、それぞれの人生、ドラマがあるんだと思いながら見ていましたが、そんな中、やはり選手達の「言葉」に共感したり胸を熱くしました。多くの選手が「感謝」の言葉を口にしていたからです。家族や友人、競技関係者、応援してくれる人たち、コロナ禍の中開催できたことなど。改めて感謝っていいなあと思いました。
 私自身もリーダーを経て、現在は介護長という役職に就いていますが、上司・同僚・部下、どんな立場の人であっても、どんな時でも感謝の気持ちを持ち、「ありがとう」と言えるように心がけています。偉ぶらず、横柄にならず、常に謙虚でいようとも。どんな相手にも感謝の気持ちをもつこと、当たり前のようですけど、なかなか難しいです。歳を重ねていくと尚更です。素直さも歪みが出てくるせいでしょうか。でも、感謝の気持ちを持ち続けると、それって巡り巡って戻ってくる、と思い込んでいます。
 他にも「礼に始まり礼に終わる」という日本的な部分も、ちょくちょく取り上げられており、「礼」に込められた想いの奥深さ、「礼」が表す人となり、当たり前のことを当たり前にできる素晴らしさ、そして相手に敬意を持つこと、そんな日本人らしさも実感した期間でもありました。
 もうひとつ、オリンピックで印象的だったのが、選手達の「笑顔」です。メダルを獲得できた笑顔、やり切った笑顔、様々な葛藤はあれど、最後には笑顔・・・。「笑顔」でいること、辛い時、悲しい時、悔しい時、笑ってなんていられませんよ、きっと。だけど、笑顔になることって、自分の気持ちを持ち直してくれる、自分を奮い立たせてくれる、そして周りを明るくする力、幸せにする力を持っています。今は「マスク」が必須アイテムの日常になっています。なかなかお互いの表情を見ることができません。介護の仕事においても表情が見えない、見せることができないというのはコミュニケーションにも支障がでることもありますが、だからといって笑わなくていいか?いや、笑顔って、ちゃんと伝わります。マスク越しでも、こちらが笑顔であれば相手にも伝わります。
 数年前、仕事をしている中で辛い時期がありました。「辛いな」という気持ちが全身から出ていたのでしょう、ある職員から「笑顔でいないと、みんなの気持ちが落ちてしまいますから、笑っていましょう。笑っていれば、皆が明るくなりますよ。」と言われ気づかされました。笑顔でないのって周りに伝染するんだ、辛い顔していたって何にもいいことはない。その時から「笑顔」は私自身のキーワードのひとつになりました。利用者様の笑顔、一緒に働く職員の笑顔に救われてきました、だから、自分も笑顔でいることで、何か返していくことができれば・・・

 私が仕事をする中で大事にしていること、それは「笑顔」「感謝」です、ちなみに他にもあるんですが。毎年、手帳を買い換えますが、必ず最後のページに書き記して、何かあった時に、その「言葉」を見て、自分の気持ちを持ち直し、奮い立たせ、仕事に向かっています。ただ、紙に書いてある言葉(単語)ですが、これが結構力になります。

以上、グレイスフル塩尻の斉藤でした。
(写真は、とあるフロアの職員に「笑顔」の写真をと注文して撮影して頂きました。)

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