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リーダーコース 講師としての役割

こんにちは!グレイスフル下諏訪の湯澤です。

先日は、法人内で開催しているリーダー研修で、講師を担当しました。
リーダー研修は、養成コース(次期リーダー候補者)、現任コース(リーダー就任3年目以上)、上級コース(介護長候補者)の3コースに分かれており、私は今年度から上級コースを担当しています。
コースの最終回では、「ケアを提供するために必要な要素にきづき、それを根拠に基づいて説明する方法を体感し学ぶ。」を目的とした研修でした。具体的には、過去に発生した事故事例を元に、研修受講者が事業所の長として、部下や多職種に対し事故の発生原因と再発防止策を根拠に基づいて伝える場面を想定してロールプレイをしました。その中で、相手に伝えるためのポイントとして意識したことと、他受講者の発表を聞いて自分にはなかった視点について気付いたことをグループワークで共有しました。受講者からは、相手に伝える前の事前準備として、伝える情報の範囲を明確にし相手の能力に応じた伝え方ができるよう準備すること。伝える最中は、相手に緊張感を与えたり、他人ごとではなく自分事として受けとめてもらえるよう、話し方に抑揚をつけたり、綺麗な言葉を並べた文章にしようとせず、相手の印象に残るようなキーワードを意識して自分の言葉で伝えること。伝えた後は、相手がどのように理解し実践に移せているか(行動変化)をフィードバックしていくことが大切である。と、活発な意見交換がなされ、相手を動機付けるためのポイントを受講者自身が体感しながら学べる機会とすることができました。
コミュニケーション成果プロセスにおいては、認知→理解→納得→共感→実践→成果 という過程があり、人を動機付けるためには、「納得」と「共感」が特に重要であると言われています。「やって見せ、言って聞かせて、させてみて、誉めてやらねば人は動かじ。」という、山本五十六さんが残した言葉の中にも、人を動機付けるためのポイントがあります。まずは、やって見せする(手本となる)。次に、言って聞かせる(根拠を伝える)。そして、相手にさせてみて誉めてみる。ことを継続的に行うことで、「納得」と「共感」を生み出し、実践するきっかけ(動機付け)に繋がっていきます。
リーダーコースを運営する介護部会:教育チームの一人として、知識や技術だけでなく、人を動機付けることのできる職員を育成していくことを目標とし、今後もがんばりたいと思います。

今回のブログも、最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。

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